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計器 / Meter

STACK ST8130 - ST8100

数々のレースシーンで実績を残すSTACK社の計器類。
尚も重要とされる車のコンディションをいち早く正確に把握する為、視線内に
全ての計器を納める事を可能とするのはこのSTACKメーターだけと言えるだろう。





機能は、 
通常時(表示例)
ワーニング時
タコ、水温、油温、油圧、車速、走行距離、残燃料、燃圧、ラップタイム、コーナーSP、外気温。

タコのアナログ回転計のスケールは、2種類の中から選択可能。
 【0-3000-8000】 【0-3000-10,500】。バックは、黒か、白。がチョイスできる。

STACKのWebや、海外に問い合わせ、結構なラインナップのSTACKがある事が判明。
2スト、4スト、ラリー、ストリート、数々の設定があり、その中でも、日本向けにSARD社が
提携し発売されているスタンダードなモデルがST8130とST8100。
違いは、ST8100には燃圧とコーナーSPがついている点と、センサーの同時表示項目が、
8100は4項目に対して、8130はオドメーター等が表示されるため、実質3項目となる点。

又、あえて言えばライトのON・OFF等に対応するバックライトの切り換えはなく、常時バックライトが
点灯する仕様となっている。

今回、純正のメーター位置を基本に、左:ブースト、右:燃圧へDefiの電子メータを追加、、センターにスタック
という具合にセットする事を考えると、必然とST8130で事足りるためそちらをチョイス。


  ST8100 \238,000. ST8130 \173,000. STACK社

データーロガー機能も装備(オプションの要記憶装置) 
Windowsで提供されるソフトウェアで解析が可能。


※ラップタイム等が計測したい場合は、送信機と受信機が必要。



純正レイアウト(スピードはNISMOの300Km/hメーター)

純正メーターリングカバー部分。こちらを元に加工。
左下のオドメーターを残し、ワーニングランプを
純正利用する事に。クリアランスはかなり狭い。


ST8130 Display System ST-13B (ブラック)
液晶部分はTECTOMの液晶より幅広い。
タコは、0-3000-10,500をチョイス。
内臓、左のLEDは燃料残警告灯・右は各種設定値
アラーム警告灯

純正比で比べるとちょうど左右に60Φの
メータが入る位の大きさ。


STACKメーターの裏側。
このコネクタより全ての情報が読みとられる。

STACKメーターのパッケージ。
マニュアル等はSARD社より日本語で提供され
詳しい内容が記されている。


各センサー類。
センサー中間ボックス等は存在せず計器と一体と
なっている。恐るべしSTACK。
圧力センサー
油圧、(燃圧)用


温度センサー(ST764)
油温、水温用
赤LED(緑LED別売り)
ワーニング、ウインカー用


スイッチ4個 x 防水用・通常用
水温センサー取り付け

左から、油圧、油温センサーの取り付け

燃圧センサーの取り付け

Z32へSTACKメーターを取り付ける場合、
パルス変換器が必要

Z32の分周率は 2/16(ECU/車速)


比べてみるとDefiメータの方が厚みがあるのが分かる。
当然メーター後部の加工が必要となる。

後部と枠部分の切り離し。

枠を切り離し、ハーネスカプラー部分のみを切断する。

全面のリングパネルをカット

スタックの枠を元にカーボンパネルにフィッティング枠を
開ける。SARD社より提供されるマニュアル内に
実寸サイズのスタック取り付け穴部分が
サービスされている。


はめ込んだ様子。
裏部分。
スタックにはブラケットがついているので固定は
以外に楽。クリアランスの関係上Defiのカプセル状の
固定ケースが使えないため、Defiの方が困難。


クリアカバーをつけた様子。
Defiの銀縁がなんとなく気に入らない為やり直し。
縁を黒く統一し、ひとまず完成。

燃料系はデジタルでSTACK機能としてあるが
視覚上やはりアナログである方が良い為、
通常使われていないメーター枠左下へ加工し
ビルトイン。かなり力技

メーター枠との組み合わせ

裏部分のハーネスは1つ1つ線をたどり加工
かなり根気がいります。
実際座ってみて、メーターを眺めたところ、
カーボンは見難い事が判明。(光の当たり具合)
カーボンを廃止し、黒い厚めのプラスチック材で
作り直した。ウインカーはLEDでなく、純正の様に
さりげなく純正ウインカー&ハイビーム部分を移動。


スタックメーターの3番ボタン(情報切り換えボタン)を
ハンドル内へ移動(ラリー車を参考に)

各種スイッチ、ブーストコントローラー、
Defiコントローラー等は、全てスイッチ・LED化し
オーディオ枠部分へ集中コントロール


点灯時の状態。
Defiの緑LEDをSTACKにあわせ青LEDへ変更しようか
とも思い、全てバラしたものの、Defiの場合LEDが
基盤ハンダである上、3個も装着されていたため諦めた。

■まとめ■

STACKに標準装備されるハーネス類は、残念ながらZ32には短く、延長する必要がある。
 純正オイルクーラー位置辺りへ油圧センサーを付ける場合、1500mm程延長が必要。
 STACKハーネスは堅いシールドで保護されているためかなりの熱に耐えられる仕様な様だ。(加工が大変)


STACハーネス通しは右ハンドルの場合、右フェンダーを外しておき、室内の右足下、奥側のヒューズを外し、
 (先にアクセルペダルを外した方が作業効率は良い)防水ゴム(純正ハーネス有り)を若干加工し通す。


始動の後、判明した事が、Z32の場合 車速センサーの信号出力変換器が必要である事。(SARD社より提供)

  ※電気車速センサーの信号出力を変換(分周率)しSTACKメーターとECUへ2通りに出力。
    分周率 = ECU&STACKパスル / 車速パルス
  
    分周率 車種 
     2/4 GC8
     2/8 GTR33,S14
     2/10 GTR32
     2/16 Z32,180SX,PS13

オドメーターを残そうとする場合、スピードメーター内のセンサーが必要となるため、スピードセンサーの一部が
 必要となる。

油圧メーター部分を燃料計としたい場合、メーター内の抵抗を変更し利用する事が可能。(詳細有り)

エンジンチェックランプ等の純正ワーニングランプを取り外した場合、常時通電する箇所が出る為、
 バッテリー上がりの原因となる。

ホットボンドはとても便利ではあるが、夏場猛暑の際には剥がれる可能性があり。


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